楽天でんきvsLooopでんき比較|一条工務店i-smart施主が実データで徹底検証
電力自由化以降、数多くの新電力が登場しましたが、楽天でんきとLooopでんきは特に知名度の高いサービスです。一条工務店i-smartに住む筆者は、床暖房フル稼働・太陽光10kW搭載という特殊な電気使用環境を持ちます。この記事では実際の電気使用パターンをもとに2社を徹底比較します。
結論を先にお伝えすると、電気を大量消費する冬(床暖房)はLooopでんき、楽天経済圏ユーザーは楽天でんき優位になる傾向があります。詳しく見ていきましょう。
楽天でんき・Looopでんきの基本プランを比較
楽天でんき(楽天エナジー)の特徴
楽天でんきは楽天グループ株式会社が提供する電力サービス(2018年開始)。最大の特徴は市場連動型の料金です。
- 基本料金:0円
- 電力量料金:JEPXスポット市場価格に連動(変動型)
- 楽天ポイント:電気料金200円ごとに1ポイント還元
- 楽天市場SPU:契約中は+0.5倍
- 最低利用期間・違約金:なし
市場連動型のため、冬の夕方や夏の猛暑日に単価が急騰するリスクがあります。2022年1月の電力逼迫時には単価が数倍になった実績も。
Looopでんき(おうちプラン)の特徴
Looopでんきは株式会社Looopが提供する再生可能エネルギー中心の電力サービス。おうちプランは固定単価のシンプル構造が強みです。
- 基本料金:0円(アンペアブレーカーなし)
- 電力量料金:固定単価(約26〜28円/kWh・地域により異なる)
- 価格変動リスク:なし
- 再生可能エネルギー比率:高い
- 最低利用期間・違約金:なし
料金体系の違いを表で整理
| 項目 | 楽天でんき | Looopでんき |
|---|---|---|
| 基本料金 | 0円 | 0円 |
| 電力量料金 | 市場連動型(変動) | 固定(約26〜28円/kWh) |
| 価格変動リスク | あり(冬・夏に高騰リスク) | なし |
| ポイント還元 | 楽天P 200円→1P | なし |
| 楽天SPU | +0.5倍 | なし |
| 再エネ比率 | 非公開 | 高い |
| 違約金 | なし | なし |
i-smart施主が注目すべき3つのポイント
①冬の床暖房期間(最重要)
i-smartの床暖房は10月〜4月の約7ヶ月間フル稼働します。我が家の実績では冬のピーク月(1〜2月)に買電量が800〜1,200kWh前後に達することがあります。
問題は、この冬の時期こそ電力需給が逼迫しやすく、市場連動型(楽天でんき)の単価が高くなりやすい点です。Looopでんきの固定単価であれば予算を立てやすく、安心感があります。電気使用量が多い冬はLooopでんきが有利になるケースが多いです。
②太陽光10kW搭載の影響
i-smartは太陽光搭載率が高く、我が家も10kWを搭載。6年間の累計売電額は129万円超です。
太陽光がある場合、昼間の自家消費で買電量が減るため、市場連動のリスク・恩恵ともに小さくなります。買電量が少ない春〜秋なら、楽天でんきのポイント還元を重視する選択も合理的です。
③楽天経済圏の活用度
楽天でんきを契約するとSPUが+0.5倍になります。楽天カード・楽天モバイル・楽天銀行などを組み合わせると倍率が積み上がり、楽天市場での年間購入額が多い家庭ほどポイント恩恵が大きくなります。
楽天経済圏をフル活用している家庭には、電気代の差額をポイントで逆転できる可能性があります。
実際の電気使用量でシミュレーション
我が家の実績(太陽光10kW・床暖房・3〜4人家族)をベースにした目安です。
| 季節 | 買電量目安 | 楽天でんき概算 | Looopでんき概算 |
|---|---|---|---|
| 冬ピーク(1〜2月) | 約900kWh | 約27,000〜45,000円※ | 約23,400〜25,200円 |
| 春(4月) | 約300kWh | 約6,000〜9,000円 | 約7,800〜8,400円 |
| 夏(7月) | 約400kWh | 約8,000〜12,000円 | 約10,400〜11,200円 |
| 秋(10月) | 約200kWh | 約4,000〜6,000円 | 約5,200〜5,600円 |
※楽天でんきは市場価格により大幅変動。冬期高騰時は上限なし。Looopは固定26〜28円/kWhで計算。実際の料金は地域・市場状況により異なります。
楽天でんきが向いているのはこんな人
- 楽天カード・楽天モバイル・楽天市場を日常的に使っている(楽天経済圏ユーザー)
- 太陽光搭載で昼間の買電量が少ない
- 電力市場の動向をチェックし、高単価時間帯を避けて使える
- 床暖房を使わない・夏中心の生活
Looopでんきが向いているのはこんな人
- 床暖房など冬の電気使用量が多い(i-smartユーザーの多数派)
- 電気代を毎月安定させたい・家計管理を重視する
- 再生可能エネルギーを応援したい
- 楽天サービスをあまり使わない
筆者(i-smart施主6年)の結論
我が家(床暖房フル稼働・太陽光10kW・4人家族)の場合、Looopでんきの固定単価の方が年間トータルでは安定・低コストになる可能性が高いと判断しています。
理由は明確で、i-smartの床暖房は10月〜4月の7ヶ月間フル稼働し、この期間の買電量が年間の大半を占めるからです。市場連動型は冬の需給逼迫時にリスクが大きく、電気代が読めなくなります。
一方、楽天市場での年間購入額が多い家庭(月3〜5万円以上など)は、SPU+0.5倍のポイント恩恵が差額を逆転させる可能性があります。縛りなし・違約金なしのため、両社を1〜2ヶ月ずつ試して実際の明細を比較するのが最もおすすめの方法です。
電力会社選びの前に、家の性能そのものを見直す
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よくある質問
楽天でんきとLooopでんきはどちらが安いですか?
使用量と時期によって異なります。電力使用量が多い冬はLooopでんきの固定単価が有利なケースが多く、使用量が少ない春秋は楽天でんきが安くなることもあります。楽天経済圏を活用している場合はポイント還元も加味して判断してください。
i-smartの床暖房があるとどちらが有利ですか?
床暖房は冬場の電力消費を大幅に増やします。冬は電力需給が逼迫しやすく市場連動型(楽天でんき)の単価が高くなりがちなため、固定単価のLooopでんきが有利になるケースが多いです。
太陽光パネルがある場合はどちらがいいですか?
太陽光搭載で昼間の自家消費が多い場合、買電量が減るため市場連動リスクが小さくなります。楽天でんきのポイント還元を重視するのも合理的です。ただし夜間・冬の買電量が多い場合はLooopでんきの安定感が活きます。
乗り換えに工事や費用はかかりますか?
楽天でんき・Looopでんきともに工事不要・違約金なし・申込み費用なしです。申込みから1〜2ヶ月で切り替わります。
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