【6年分の実データ】一条工務店i-smartの太陽光10kW売電実績|累計129万円・自給率152%
「一条工務店のi-smartに太陽光10kWを載せると、実際どれくらい売電できるの?」「結局、元は取れるの?」——家を建てる前、私がいちばん気になっていたことのひとつです。
我が家の太陽光モニターには、2020年4月の発電開始から6年分のデータがまるごと残っています。発電量も売電量も、1か月も欠けずに記録されています。この記事では、その実測値をそのまま公開します。盛らず、削らず、モニターに表示されている数字のままです。
先に結論:6年間ずっと「電気を売る側」でした
| 項目 | 実績(2020年4月〜2026年6月) |
|---|---|
| 累計発電量 | 82,763 kWh |
| 累計売電量 | 61,314 kWh |
| 累計売電収入 | 約129万円(FIT 21円/kWh) |
| 通算自給率 | 152% |
| 年平均の売電収入 | 約20万円/年 |
6年間、年間の自給率は一度も100%を割っていません。つまり我が家は電気を「買う家」ではなく、ずっと「売る家」でした。床暖房もさらぽかも使う4人家族で、この数字です。
我が家の太陽光スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 搭載容量 | 約10kW(屋根一体型・蓄電池なし) |
| メーカー | 一条工務店 |
| 発電開始 | 2020年4月 |
| 売電単価(FIT) | 21円/kWh(10年間固定・2030年3月まで) |
| 買取方式 | 余剰買取(自家消費した残りを売電) |
売電収入は年間およそ20万円

2021〜2025年の売電収入は、毎年だいたい19〜22万円。発電開始からの累計では約129万円になりました。FIT(固定価格買取制度)は21円/kWhで10年間続くので、2030年3月までは同じ単価で売れます。
年によって多少の上下はありますが、これは天候(日照時間)と、消費量の増減によるものです。さらぽか(床冷房)を稼働させる夏や、全館床暖房を使う冬は自家消費が増えるぶん、売電に回る量がわずかに減ります。それでも毎年20万円前後で安定しているのが、太陽光の心強いところです。
参考までに、我が家の冷暖房の使用時期は次のとおりです(電気代の記事と共通の図解です)。

自給率は6年間ずっと100%超え

自給率(発電量÷消費量)は、初年度の187%から、直近でも140%台をキープしています。発電量が消費量の1.4〜1.9倍あるということです。
年々わずかに下がっているのは、パネルの自然劣化に加えて、子どもの成長などで生活の電気使用量が増えているためです。とはいえ「使う電気より多く発電する」状態は6年間変わっていません。これがオール電化+太陽光10kWの底力だと感じています。
年別の実績まとめ
| 年 | 発電量 | 消費量 | 売電量 | 売電収入 | 自給率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年(4月〜) | 9,337 | 4,990 | 7,557 | 158,697円 | 187% |
| 2021年 | 13,323 | 7,946 | 10,634 | 223,314円 | 168% |
| 2022年 | 13,125 | 8,927 | 9,770 | 205,170円 | 147% |
| 2023年 | 13,811 | 9,615 | 9,863 | 207,123円 | 144% |
| 2024年 | 13,283 | 9,495 | 9,215 | 193,515円 | 140% |
| 2025年 | 13,481 | 9,458 | 9,491 | 199,311円 | 143% |
| 累計 | 82,763 | 54,178 | 61,314 | 約1,287,594円 | 152% |
※単位はkWh。2020年は4月の発電開始からの集計です。2026年は1〜6月の途中経過のため、累計のみに含めています。
太陽光は元が取れたのか
売電収入だけで、6年間で約129万円。さらに見落としがちなのが「自家消費」の効果です。
我が家は6年間で21,449kWhを自家消費しました。これは発電した電気を、電力会社から買わずに自分で使った分です。仮に買電単価30円で換算すると約64万円。電気を「買わずに済んだ」節約効果になります。
売電と自家消費を合わせた経済効果は、6年でざっと約190万円。FIT期間(10年)はまだ4年近く残っているので、ここからさらに積み上がっていきます。
初期費用は約197万円。売電だけで回収できる計算です
我が家の太陽光発電システム(9.87kW)の初期費用は、建築時の見積もりで1,968,300円(税抜)でした。これを6年間の実績と並べてみます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 太陽光の初期費用(9.87kW・税抜) | 約197万円 |
| 売電収入(6年・実績) | 約129万円 |
| 自家消費の節約(6年・買電30円換算) | 約64万円 |
| 経済効果の累計(6年時点) | 約193万円 |
発電開始から6年で、売電と自家消費を合わせた経済効果は約193万円。初期費用の約197万円に、すでにほぼ並びました。つまり太陽光は、ほぼ6年で元が取れた計算になります。
しかも売電のFIT期間は10年(2030年3月まで)あり、まだ4年近く残っています。このまま年20万円ペースで売電が続けば売電収入だけで累計約200万円に達し、初期費用は売電だけで回収できる見込みです。自家消費の節約分(年10万円前後)は、まるごと家計のプラスになります。
初期費用は2019年12月の建築見積もり(税抜)に基づきます。FIT単価・買電単価・日照量は条件で変わるため、あくまで我が家の実績ベースの試算です。
これから建てる人への注意点
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| FIT単価は10年で終わる | 21円/kWhは2030年3月まで。卒FIT後は売電単価が7〜8円程度まで下がるため、その後は自家消費を増やす・蓄電池を検討するなど戦略が変わります。 |
| 蓄電池の有無 | 我が家は蓄電池なしの余剰売電のみ。昼に発電して売り、夜は買う形です。卒FIT後を見据えるなら蓄電池も選択肢になります。 |
| 数字はすべて実測値 | 本記事の数値は一条工務店の太陽光モニターの実測値です。立地・屋根の向き・面積で発電量は変わります。 |
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よくある質問
蓄電池はつけていますか?
つけていません。10kWの余剰売電のみです。昼に発電して売り、夜間は購入しています。
売電単価はいくらですか?
21円/kWh(2020年度のFIT・10年間固定)です。2030年3月まで同じ単価で売れます。
自給率152%ってどういう意味ですか?
発電量が消費量の1.52倍という意味です。使った電気より多く発電し、余った分を売っています。
一条工務店の太陽光は元が取れますか?
我が家の場合、売電だけで6年で約129万円。自家消費の節約も含めると経済効果は約190万円です。FIT期間中(10年)はさらに増えます。
太陽光10kWでも電気代はかかりますか?
夜間や悪天候の日は購入するのでゼロにはなりません。実際の電気代は 【3年分の実データ】i-smartの電気代を全公開した記事 でまとめています。
太陽光は「載せたら終わり」ではなく、6年間ずっと家計を支え続けてくれる設備です。これから一条工務店で建てる方の参考になれば嬉しいです。
