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オール電化+全館床暖房の電気使用量は月何kWh?6年75ヶ月の実測データを公開

オール電化+全館床暖房の電気使用量は月何kWh?6年75ヶ月の実測データを公開
namifam
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「オール電化で全館床暖房の家って、電気をどれくらい使うの?」——電気代(円)の記事はよく見かけますが、使用量(kWh)のデータはあまり出てきません。でも本当は、こちらのほうが家づくりの判断に役立ちます。電気の単価は電力会社や年によって変わりますが、使用量は家の性能と暮らし方そのものだからです。

そこで我が家(一条工務店i-smartⅡ・オール電化・全館床暖房・さらぽか・太陽光9.87kW)の6年3ヶ月=75ヶ月分の使用量データを全部公開します。結論から言うと、使った電気は月平均722kWh。でも実際に買った電気は月平均435kWhでした。

消費量(使った電気)722kWh/月75ヶ月平均・累計54,147kWh
買電量(買った電気)435kWh/月請求されるのはこの分だけ
差=太陽光でまかなった分286kWh/月消費の約4割

結論|使った電気の約4割は太陽光でまかなえていた

まず全体像です。75ヶ月の累計はこうなりました。

累計消費量(使った電気)54,147kWh(月平均 722kWh)
累計買電量(買った電気)32,693kWh(月平均 435kWh)
差(太陽光の自家消費)約21,454kWh(月平均 約286kWh)
データ期間2020年4月〜2026年6月(75ヶ月・欠損なし)
家族構成大人2人+子ども2人

全館床暖房を真冬に24時間、さらぽかを夏に24時間まわしているので、使用量そのものは決して少なくありません。ただ、そのうち約4割は太陽光の自家消費でまかなえているため、請求の対象になるのは月平均435kWhです。

【逆転現象】使用量のピークは夏、でも買電のピークは冬

ここがこの記事でいちばん面白いところです。6年分の月別平均を並べます。

消費量買電量売電量
1月883kWh612kWh623kWh
2月792kWh521kWh714kWh
3月711kWh442kWh912kWh
4月502kWh292kWh944kWh
5月585kWh319kWh1,103kWh
6月620kWh328kWh883kWh
7月894kWh470kWh936kWh
8月1,010kWh534kWh942kWh
9月818kWh472kWh751kWh
10月603kWh384kWh683kWh
11月568kWh385kWh626kWh
12月750kWh530kWh601kWh

使用量がいちばん多いのは8月(1,010kWh)で、1月(883kWh)より多いのです。全館床暖房の家なので「冬がピーク」と思われがちですが、実際は「さらぽか」を24時間まわす夏のほうが電気を使っています。

ところが買電量を見ると逆になります。1月が612kWhで最多、8月は534kWh。使った量は夏のほうが多いのに、買った量は冬のほうが多いのです。

理由はシンプルで、冬は太陽光の発電量が落ちるからです。発電量の実測データを見ると、8月は月1,418kWh発電するのに対して、11月〜1月は800〜900kWh台まで落ちます。発電が少ない時期に暖房で電気を使うので、その分を買うしかない——これが「冬の電気代がいちばん高くなる」本当の理由でした。

ちなみにいちばん少ないのは4月(消費502kWh・買電292kWh)。冷暖房が要らない時期は、はっきり数字に出ます。実際の請求額の推移は電気代の実データ記事にまとめています。

使用量は入居3年目まで増えて、そこから横ばい(2021年比+19%)

もうひとつ、正直に書いておきたいデータです。年間の消費量は、住み始めてから3年目まで増えて、そこからは横ばいになっています。

年間消費量2021年比
2021年7,941kWh基準
2022年8,920kWh+12%
2023年9,609kWh+21%
2024年9,489kWh+19%
2025年9,452kWh+19%

※2020年(9ヶ月)と2026年(6ヶ月)は通年データではないため比較から外しています。

増えたのは最初の3年で、2021年から2023年にかけて約21%。そこからは横ばいです。家の性能が落ちたわけではなく(太陽光の発電量も落ちていません)、子どもの成長にともなって在宅時間や使う家電が増えたことが主な理由だと考えています。

これは家づくりを検討する方に、ぜひ知っておいてほしい点です。入居直後の電気代を基準にすると、数年後に「思ったより高い」となります。子どもが小さいうちの数字は、いちばん少ない時期の数字かもしれません。

これから建てる人へ

  • 「電気代(円)」ではなく「使用量(kWh)」で比較する——単価は電力会社や年で変わりますが、使用量は家の性能と暮らし方を映します。
  • 全館空調の家は、夏も冬も使う——我が家は夏(8月1,010kWh)が最大。「冬だけ高い」ではありません。
  • 太陽光があると「使う量」と「買う量」が別になる——我が家は消費722kWhに対し買電435kWh。判断はこの差込みで。
  • 入居直後の使用量は増える前提で考える——我が家は3年で+21%、そこから横ばい。入居直後の数字で家計を組まないこと。
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よくある質問

Q

オール電化+全館床暖房の家は電気を月何kWh使いますか?

A

我が家(i-smartⅡ・大人2人+子ども2人)は月平均722kWh(75ヶ月の実測)です。ただし太陽光の自家消費があるため、実際に買っているのは月平均435kWhです。

Q

電気を使うのは夏と冬どちらが多いですか?

A

使用量は夏(8月1,010kWh)が最多で、1月(883kWh)を上回ります。さらぽかを24時間まわすためです。ただし買電量は冬(1月612kWh)が最多——冬は太陽光の発電が落ちるので、買う量が増えます。

Q

いちばん電気を使わない月はいつですか?

A

4月(消費502kWh・買電292kWh)です。冷暖房がほぼ不要な時期は、ピークの8月(1,010kWh)のちょうど半分まで落ちます。

Q

住んでいるうちに電気の使用量は増えますか?

A

我が家は2021年7,941kWh→2025年9,452kWhで約19%増えました。ただし増えたのは最初の3年で、2023年(9,609kWh)をピークにその後は横ばいです。家の性能低下ではなく、子どもの成長にともなう在宅時間や家電の増加が主な理由と考えています。入居直後の数字を基準にしないほうが安全です。

まとめ

  • 75ヶ月の実測で、消費は月平均722kWh、買電は月平均435kWh
  • 使用量のピークは夏(8月1,010kWh)買電のピークは冬(1月612kWh)という逆転
  • いちばん少ないのは4月(消費502kWh)
  • 年間消費量は入居3年目までに+21%、そこから横ばい(子どもの成長が主因と推測)
  • 判断は「円」ではなく「kWh」と「買電量」
ABOUT ME
RYO
RYO
会社員/休日サーファー
2020年無知の状態で家づくりを開始。 一条工務店にてマイホーム完成 家づくりの過程で失敗を経験。致命傷は負わずに済んだがその経験をもとに「家づくりは、まず自宅から」を推奨中。
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